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2025年02月11日お知らせ
〈開催報告〉福祉整理学習 〜老いる前に整理をはじめませんか〜
今年度、高齢者福祉に関する組合員アンケートの結果を受けて、昨年10月「終活」について・12月「介護と生協10の基本ケア®」について学習会を開催してきました。
今回は今年度最後のテーマとして『福祉整理』を取り上げ、メモリーズ株式会社の横尾社長にご協力いただき学習会を開催しました。
開催日時：2025年2月8日（土） ＜午前の部＞10時～12時 ＜午後の部＞14時～16時
場所：吹田さんくすホール
参加人数：＜午前の部＞55人 ＜午後の部＞47人
講師：メモリーズ株式会社 代表取締役 横尾将臣氏
主催：生活サポート事業部・組織部
（メモリーズ株式会社についてはこちらのサイトをご覧ください）
『福祉整理』とは、健全な生活をするために住環境を整え、長生きするための整理のこと。
終活の一環で片付ける生前整理とは異なります。
福祉整理は健康やQOL（幸福感等を含めた生活全体の質）に大きく関わってくることを、まず教えていただきました。
家にものがあふれると掃除ができない
↓
掃除ができなければ不衛生になる
↓
不衛生な住環境は、元気がなくなる。生きる気力が低下する
↓
気力が無くなれば荒んだ生活を強いられ、生命が脅かされる
小さなきっかけで生活が狂い、部屋からのSOSが外に届かず孤独死に繋がってしまう事例がたくさんある。社会的に生きていくサポートは色々あれど、そこに挙手しなければ、繋がれなければ意味がない。誰かと繋がっていれば...もっと早く気づけたら...と、横尾社長が福祉整理の現場に立ち会って感じられた様々な想いを語られました。
また、福祉整理の現場は実際どういうものか、どんな作業をされているのか、写真や動画を用いて紹介していただきました。
その他、家の整理の際に気をつけたいポイントをいくつか教わりました。
みなさんもぜひ参考にしてみてください。
・整理や買取を含めて依頼するのであれば、業者選びのポイントは「市区町村から許可を受けた業者かどうか」。そして、3社以上から見積もりを取ること。悪質な業者も増えている。
・家を片付けておくことで、災害時や緊急時の避難がスムーズになる。
・意外なモノが高値で売れることもある。貴重品や売れそうなものは、後悔しないよう一旦手元に置いておくことがおすすめ。
・整理整頓については、まずは明らかにいらないスペースを整理するところから始めると◎。
お家の整理に関して何か困ったり悩んだ際、相談できる場所があることを知り、参加者みなさん安心されている様子でした。
学習会後半は、隣に座った参加者どうしでの交流タイム。
自己紹介をしたのち、学習会の感想・ご自身の状況などをお互いに言い合い、多くの席で会話が盛り上がっていました。
最後に、サックス奏者でもある横尾社長より、参加者へお礼として演奏をしていただきました。
素敵な音色に皆さん酔いしれていました。
横尾社長、ありがとうございました。
会場後方に設けた福祉用具レンタルの展示と関連書籍の販売スペースには、興味を持った組合員さんが立ち寄ってくれました。
福祉事業については普段の配送でもなかなかお知らせする機会がない為、このような機会を継続していきたいと思います。
参加者感想
「不用品の始末は大変なのだと思いました。見積もりは複数業者にしてもらうなど、勉強になりました」
「モノとの向き合い方を考えさせられました」
「セルフネグレクトという言葉が心に残りました。まずは自分が自分自身を大切に思うことを忘れたくないと思いました」
「初めての方とお話できてよかった。片づけたいけどどこから手を付けていいのか・・と、みんな同じような悩みがあると分かりました」
次回開催企画のご案内
「相続・家族信託・成年後見について学びませんか？」
司法書士の専門家から詳しく学ぼう
日時：2025年5月17日（土） 10時～12時
会場：クロスパル高槻
講師：司法書士法人ともえみ 山口良里子さん
参加費：無料
申し込み〆切：4月25日（金）
