よどがわ生協

ピースツアー2024(ピースアクションinヒロシマ)

2024年08月26日

今年度は、コロナ禍にオンライン開催となっていたピースアクションinヒロシマ・ナガサキ※が現地開催されました。よどがわ市民生協として2019年以来5年ぶりにヒロシマへの参加です。

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今回は、事前に役職員で「平和の想い」を込めて作成した千羽鶴とともに広島へ向かいました。


日程:2024年8月5日(月)~6日(火)
参加:組合員4名、事務局2名


※ピースアクションinヒロシマ・ナガサキ


日本生協連が「平和とよりよい生活のために」という理念のもと、1978年より平和活動「ピースアクション」に取り組んでいます。ピースアクションは、戦争・被爆体験の継承や、世界のさまざまな戦争や紛争、基地問題、憲法など、多角的なテーマで平和を考える取り組みです。


1日目


広島に到着後「おかあさんの被ばくピアノ」を視聴しました。
被爆したピアノを修理し、調律している被爆2世の男性とその被爆ピアノを寄贈した母の娘が、そのことを知り、ヒロシマについて考え、自分のルーツを探っていく物語です。

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※映画視聴後に監督や映画のモデルとなった調律師の方が来場され、映画のエピソードについて語っていただきました。


午後からは、全国の生協が一堂にあつまり「虹のひろば」が開催されました。全国から500名以上の参加がありました。

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被爆証言者の記憶に残る被爆時の光景を聞き取り、高校生が絵に描き、当時の状況を伝える「原爆の絵」の制作に取り組み発表がありました。

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会場内に各生協の出展ブースがあり、平和メッセージを書いてボードに貼り、平和への想いを改めて考えるきっかけになりました。

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「虹のひろば」をあとにして、平和公園内「原爆の子の像」にて千羽鶴を奉納しました。

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その後、資料館へ向かいました。

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原爆投下後の広島の街並みを目の前に、それぞれの想いに馳せています。館内は見学の多くの学生や外国人で非常に混雑していました。


2日目


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平和祈念式典に参加するため、早朝より平和公園へ向かい移動。公園内の大型モニターで式典の様子を視聴しました。


「こども代表 平和への誓い」より(抜粋)
願うだけでは、平和はおとずれません。色鮮やかな日常を守り、平和をつくっていくのは私たちです。


式典後は、広島県原爆被害者団体協議会の大中さんより原爆と被爆の実態についてお話を聞きました。
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その後は、本川小学校平和資料館(被爆遺構)を訪れ、あの日一瞬で奪われた多くの人の命・日常など、様々な想いに触れました。

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原爆が投下されてから79年、被爆者の平均年齢は85歳を超えています。
被爆証言をされる方は当時4~5歳だった方も多くいますが、その記憶は鮮明です。しかしその記憶を思い出す・口にすることはとても辛いことでもあります。今は、その貴重な機会を得られる時であり、大切にしたい瞬間でもあります。
今回、学んだこと・見たこと・感じたことを家族や友達、身近な人へ伝えることからはじめたいと思います。また、生協を通じて「平和」について一緒に考えてみませんか?


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参加者の感想 ※4人分、長文にはなりますがぜひお読みください(一部抜粋)

今回ピースアクションinヒロシマに参加したきかっけは戦争について学びたいと思ったからです。学生の頃に学んだ以来なかなか機会がなかったので、私にとって得たものが多いツアーとなりました。中でも一番印象に残っているのは、虹のひろばでの八幡照子さんによる被爆の証言でした。当時8歳だった八幡さんが感じた痛みや悲しみ、辛さが私の胸に刺さり、涙が止まりませんでした。貴重なお話をたくさん聞いた中で、「みんな、大切なひとりで命の重さに違いはない」とお話しされていました。また、みなが関心をもつことで平和な世界は実現出来ると仰っていました。私に出来る事は何かと考えさせられました。
広島の街を歩いていると被爆から79年経った今でも当時の悲惨な状況を感じることのできる建物や樹木が残っています。本川小学校もその1つで今は資料館になっていました。数年前に生徒たちがビオトープを作ろうと校庭を掘ると被爆した缶やガラスなどが出てきたそうです。広島の人々は親から子へ戦争の話しが語り継がれ、平和について考える機会も多くあるのだろうと感じました。
1人1人が出来る事は限られているかもしれませんが、今回私が見たものや感じたことを家族や友人話すことから始めたいと思います。そして関心を持って日々過ごしていきたいです。よどがわ市民生協の平和への取り組みに積極的に参加したいです。これから先、一生忘れない体験を本当にありがとうございました
今回のピースツアーで私はたくさんの人の平和への想いを生で、肌で感じる貴重な機会を頂きました。1日目の虹のひろばでは、被爆者の体験を聴き取り、絵を描いた高校生の作品と言葉に触れました。辛い過去を思い起こし、メール等の慣れないやりとりを繰り返しながら完成を支える被爆者の方々にも、体験したことのない惨劇を表現していく高校生にも、畏敬の念を抱きました。そして、原爆の被害は数字で表されているが、そこには1人1人の人生があることを忘れないでほしいと語った若き伝承者の言葉は、本当に心に響きました。
この2日間に関わってくださったすべての方々が、それぞれの形で平和への想いを実行されていたように、私も今のこの想いを日々の行動に、言葉に少しずつ込めていきます。それがじんわりと、他の人の想いや行動につながっていければいいと思います。本当にありがとうございました
1日目は原爆ドーム、平和記念公園をゆっくり見学させていただき、ピースアクションでも貴重なお話、経験を聞かせていただき、初めて知り得ることの多さに驚き、悲しみの数々でした。式典の当日、猛暑の中、人の多さにびっくり。テレビでは見たことがありましたが、いろんな面で大違いでした。まず、外国人の多さに驚きました。日本だけではなく、世界の人たちも原爆の恐ろしさ、平和を祈る気持ちを持っておられるのだと思いました。
そして印象に残っているのは、子ども代表平和への誓いについてです。戦争反対、核兵器をなくし、安心して平和に暮らせますようにと祈る毎日です。今回参加させていただき、とてもよかったです
毎年8月6日は広島で祈念式典に参加したいと思いながら、新型コロナの影響などもあり、ここ3年は果たせずにいました。海外の方も多く見られ会場は満員。うだるような暑さの中、熱心に耳を傾ける姿に、世界平和への願いを共有できる時間を過ごせたと思いました。
さて、1日目に戻りますが、私たちは「おかあさんの被爆ピアノ」という映画を鑑賞しました。被爆2世や3世の複雑な思いや、被爆ピアノの修理、復元に情熱を注がれている矢川ピアノ工房の矢川光則さんの活動など、見ごたえのある内容でした。劇中には、峠三吉氏の「人間を返せ」の朗読など、核廃絶への思いが沸き起こる場面も多く、ぜひ生協でも上映会を企画していただきたいと思いました。上映後、サプライズで監督や矢川さん、出演の俳優さんの登場もあり、矢川さんのドキュメンタリーの話や構想から完成まで10年の歳月がかかったことなど、いろいろな話を聞くことが出来ました。翌日6日の被爆アオギリの側での被爆ピアノコンサートの紹介もあり、少しの時間ですが拝見させていただきました。
1日目午後の虹のひろばにも参加。元NHKアナウンサーの杉浦圭子さんの司会で、ご自身が被爆2世であり、家族伝承者としての取り組みなどのほか、たくさんの活動報告、心が熱くなるプログラム満載の素晴らしい時間でした。2日目の式典の後の被爆証言や本川小学校平和資料館見学など、盛りだくさんの二日間でした。本当にありがとうございました

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