夕食サポートに今年4月、新たに『カロリーサポート』コースが新登場!
そこで、製造元のカネ美食品株式会社・天白工場を訪問し、製造へのこだわりや想いなどをお聞きしました。
カネ美食品株式会社について
コンビニエンスストア向け商品の製造・納品や、生活協同組合の夕食宅配の製造、また、百貨店・駅ビル等にさまざまなスタイルの惣菜店舗を展開する『中食(なかしょく)企業』です。(本社所在地:愛知県)
全国に12ある工場の1つ、天白工場(愛知県)では、製造品の8割強が生協の宅配弁当。
よどがわ市民生協の夕食サポートでお届けしている【食べごたえ4品】【カロリーサポート】も、こちらで製造されています。
天白工場や製造の特徴、衛生管理について教えてください
大阪よどがわ市民生協さんを含め、生協さまの宅配弁当を天白工場で製造しています。食べやすく、飽きがこないお弁当をめざしています。
工場には、管理栄養士が常駐していることが1つの特徴です。管理栄養士は毎日、製造のチェックに入ります。現場の声を拾い、その声をより良い商品づくりに活かしています。
新メニューの開発においても、工場で使用している調理機で試作をします。機械にも特性があるため、実際にいつも稼働している調理機を使用することの意味は大きいと考えています。
調理したものは全て、検査室で検査をおこなっています。
新メニュー開発時には、試作品も品質に問題がないか必ず検査します。
衛生管理の徹底を重要視しています。
工場長 遠藤さん
品質管理 河口さん
『食べごたえ4品』や『カロリーサポート』の特徴を詳しく教えてください!
家庭では作るのが難しいおかずや、ホッとする懐かしいおかずなどを献立に取り入れ、飽きのこないお弁当作りを心がけています。毎日継続して食べてもらえるよう、フタを開けた時にワクワクするような見た目やイロドリを意識しています。また、季節の食材を使うなど、季節感を出すことも大切にしています。
【食べごたえ4品】は、主菜にボリュームのあるコースです。例えば、鶏肉は大きな1枚肉を使い、魚だと他コースよりもサイズを大きくしています。味付けも、スパイシーなものやご飯がすすむ甘辛味などに。ご家庭では手間のかかる揚げ物を多く献立に取り入れています。
「もっと主菜をしっかり食べたい!」という要望から誕生したコースです。
【カロリーサポート】は、「既存のお弁当では量が少し多い」「カロリー・塩分を控えたい」という要望から誕生したコースです。少ない量でも、できるだけ効率的に栄養を摂っていただけるよう、献立を工夫しています。また、香辛料の強いものや根菜類の使用頻度は減らしています。 長くご利用を続けていただきたいので、食べやすくなるようにと心がけています。
どちらのコースも、容器は洗浄不要。洗うのが困難な方にもご利用いただきやすいコースとなっております。
管理栄養士 中尾さん(右)
栄養士 木谷さん(左)
製造にあたり、『大切にしていること』や『こだわり』を教えてください
調理したものを盛り付ける前には、必ず試食をして、味や食感などをチェックしています。
盛り付けにおいては、1人が1つのマス(おかず)を担当。1人ひとりが綺麗なものを作ろう!という意識を持つと、お弁当全体の見栄えが良くなります。1つのお弁当を全員で作りあげるチームワークをとても大切にしています。
また、献立を考える管理栄養士と、調理・盛り付けの現場は、密にコミュニケーションを取っています。お互いに話しやすい環境を作ることで、調理のしづらさや盛り付けづらさがある際には率直に意見を伝え、改善に繋げています(もう少し野菜を短くできないか等)。
最後に、製造する側にとっては1万分の1のお弁当でも、利用者にとっては、それが手元に届くたった1つのお弁当。そういう意識を全員で心がけるようにしています。
調理 西野さん・
盛り付け 中山さん
ご利用されている組合員さんへ
カネ美食品が作る宅配弁当は、たくさんの声を献立に反映させ、成長し続けています。
私にとっては、わが子のような特別な存在。これからも、徹底した温度管理・安全安心な商品を提供し続け、管理栄養士がカロリー・塩分コントロールすることで、組合員さまの健康充実と、笑顔になっていただくことを目指します。
今後も組合員さまに支えられ、発展していきたいと思っております。
スタッフ一丸となり取り組んで参りますので、よろしくお願いいたします。
営業担当 松本さん
「新メニューや既存おかずの改良は、開発・調整段階で工場の実際の器具を使用。そして製造者・盛り付け担当などと一緒に取り組んでいるため、実現までのスピードが速い!」
という特徴もよく分かりました!(夕食G職員)
工場内の風通しのよい職場環境が、『みんなでより良いものをつくろう!』という高い意識につながっていると感じたんや!(よどまる)
盛り付け・パッキング
1ラインに14名の方が盛りつけに入られていました。
それぞれの担当箇所1つ1つを丁寧に作業されている姿が印象的でした。
調理工程
ハンバーグの焼き工程を見せていただきました