バックナンバー:2017年10月
ヒバクシャ国際署名 取組み報告
2017年10月31日
よどがわ市民生協では、核兵器のない平和な世界をめざし、「ヒバクシャ国際署名」に取り組みました。
昨年度に組合員5,000名を対象に行ったアンケート『2016年度社会的諸問題意識調査』では、84%の組合員が「核兵器は廃絶すべき」と回答され、その声に応えるためにも署名を呼びかけました。
10月6日時点で、署名枚数3,112枚・署名筆数8,759筆が集まりました。
集めた署名は、国連へ届けます。
※写真は集まった署名です(高さ約30㎝)
<取り組み期間中、組合員さんからいただいたお声>
「お盆で娘が帰ってくるので、娘にも署名をしてもらいたい。お盆明け提出でもいいですか?」
「近所の人にも署名してほしい。よどがわ生協の組合員以外の人にも署名してもらっていいですか?」
「核兵器は本当に怖い。廃絶されることを願います」
*今後も引き続き平和に向けての取り組みをおこなっていきますので、ご協力をよろしくお願いいたします。
ヒロシマ・ピースツアー 開催報告
2017年10月06日
8月5日(土)~6日(日)ヒロシマ・ピースツアーを開催し、17名(組合員13名、事務局4名)が参加しました。
<8月5日(土)>1日目
初日は、日本生協連主催ピースアクション「アニメと被爆証言」企画に参加し、矢野美耶古さんから被爆の証言をお聞きしました。
被爆した当時(14歳)に受けていた差別や、戦争が当たり前で「なぜ戦争をしているのか?」という疑問さえ抱いていなかった当時の状況を知りました。
今年7月7日に核兵器禁止条約が採択された事に対し、「本当に長かった」と喜びを語られていました。
お昼からは、日本生協連主催の「虹のひろば」に参加しました。オープニングは広島市立東原中学校演奏部の演奏から始まり、
広島市立沼田高校演劇部による演劇『風の電車』がありました。その後は、各団体の平和に関する展示物を見て周りました。
特に、広島市立基町高校が制作した「原爆の絵」展示ブースには多くの参加者が集まっていました。被爆者の方から聴き取り、何度も描きなおして出来上がったその絵には、高校生や被爆者の方の「次世代につなげなければ」という思いが詰まっていました。
虹のひろば終了後、広島平和記念資料館へ向かいました。資料館には、爆心地から半径2.5キロメートルの市街地を、被爆前と被爆後の航空写真を基にCGで再現した映像や遺留品の数々が展示されていました。遺留品を静かにじっと見ている方や子どもに説明している参加者の姿が見られました。焼け焦げた三輪車、溶けたガラス瓶、原爆投下直後の写真など、核兵器の脅威を学びました。
<8月6日>2日目
8:00から平和祈念式典に参加しました。平和記念公園には海外からも多くの方が集まられており、会場では原爆が投下された8:15から1分間黙祷を行い、平和への祈りを捧げました。
式典終了後、日本生協連の碑めぐり(フィールドワーク)に参加しました。慰霊碑や像を見て回り、説明を聞いている中で参加者の方からの熱心な質問もありました。広島県生協連の方の「被爆者の方々の辛い経験を伝えていく事が使命だと思っている」という想いに、胸打たれました。
午後からは、爆心地から約3.7㎞離れた「江波山気象館」を見学しました。当時の気象図や黒い雨の降雨時間などを記した当時の資料を見たり、サイエンスショーなど親子で楽しめるアトラクションを体験しました。
<参加者感想 ※一部抜粋>
「各所で行われた戦争と原爆の証言や展示、パフォーマンスに触れて、その恐ろしさと惨さ、虚しさに胸打たれました。戦後72年もたって薄れていく戦争の惨禍を忘れない、繰り返さないために、家族、友人、出会う人々に伝えることが私の使命でもあることを感じました」
「今回のヒロシマ・ピースツアーを通じ、本当にたくさんの事を学びました。感じた事・聞いたこと・見た事、それを伝えていこうと感じました」