バックナンバー:2018年5月
親子田植えバスツアーを開催しました
2018年05月16日
5月12日(土)に親子田植えバスツアーを行いました(^o^♪)
滋賀県近江八幡市JAグリーン近江八幡西支店さんご協力の元、19人の組合員さんとそのご家族に参加して頂きました!
天候は快晴!半袖でも暑いくらいの田植え日和でした!
地域の田んぼの事や、植え方を教わり、いざ田植え開始......
小さいお子さんもお父さん・お母さんと一緒によいしょ......よいしょ......
泥に足を取られたり、植える深さや間隔に悩みながらも、頑張りました。
また、一緒に田植え機にも乗せてもらいました。早い!
田植えの後は、昼食&学習会。
炊き立てのご飯「秋の詩」と地元食材たっぷりのお弁当とお味噌汁を頂きました(*^_^*)
学習会ではお米がどうやって出来ているのか、お米のこだわり等を直接教えていただくことが出来ました。
「貴重な経験が出来た」「産者の方々の想いや、苦労がよく分かった」「どろんこになったけど、楽しかった」など、たくさんのお声を頂きました!
9月には稲刈り体験のバスツアーも予定しておりますので、ぜひご参加ください♪
日生協主催「第35回 沖縄戦跡・基地めぐり」に参加して
2018年05月07日
2018年3月28日(水)~30日(金)、日本生協連と沖縄県生協連共催の「第35回沖縄戦跡・基地めぐり」に参加しました。
よどがわ生協として初めて一般募集をかけ、合計3名(組合員2名、事務局1名)で参加してきました。
参加目的は、全国の生協組合員、そして沖縄の人たちと一緒に、沖縄戦がどのような戦争だったのかを学び、現在の沖縄における諸問題や平和をめぐる課題について考えることが目的です。
<3月28日(水)> 1日目
全体会に参加し、まず初めに、コープおきなわ元副理事長・横田眞利子さんによる「沖縄の歴史・沖縄線・沖縄基地」のお話を聴きました。
続いて、会沢芽美さんの「平和の歌」では、沖縄戦で起きた惨劇を、歌を交えて伝えていただきました。
当時沖縄戦で、自身の子どもを殺さなければならない状況に追い込まれた母親の気持ちを知り、涙される参加者の姿もありました。
全体会後半は、米国潜水艦の魚雷により沈没した学童疎開船「対馬丸」に乗船し、奇跡的に生還した平良啓子さん(当時9歳)のお話を聴きました。
平良さんは、当時一緒に乗船していた時子さん(従妹)を助けられなかったことを74年経った今も悔やまれておりました。
「戦争はその場にいるだけで自分が人殺しになってしまうかもしれない」という言葉に、戦争の悲惨さを痛感しました。
<3月29日(木)> 2日目
2日目からは、3つのコース「基本コース」「親子コース」「辺野古・高江コース」に分かれ、よどがわ生協は「基本コース」に参加しました。
沖縄平和ガイド・与儀さんの案内で、まずは普天間基地を一望できる嘉数高台に向かいました。
嘉数高台から見える景色一帯では、沖縄戦で最も激しい戦いが行われたことを知り、双眼鏡を用いて熱心に基地や周辺を見て、質問をしている参加者の様子が見られました。
辺野古(テント村)では、5093日間(3/29現在)の座り込みをしている現地の方のお話を聞きました。
話の中で「反対の一番の理由は、もし戦争が起きた場合、真っ先に沖縄が戦場となってしまうから」と話されておりました。
また、沖縄では海の豊かな恵みがあったからこそ、戦時中も沖縄の人々の支えになったことを聞きました。
私たちの思う海よりも特別な想いを寄せているからこそ、辺野古への基地移設反対という強い想いがあることを知りました。
辺野古からバスで移動中、1機の戦闘機がバスの上空を通過しました。
バスは閉め切り、基地移設に関するDVDを見ている最中でしたが、戦闘機が通過する間、DVDの音が聞こえなくなるほどの爆音が響き渡り、騒音被害の現状を体感しました。
<3月30日(金)> 最終日
はじめに「平和の礎」へ向かいました。平和の礎には、国籍や軍人、非軍人を問わず沖縄戦で亡くなられた人々の名前が刻まれ、今もなお刻銘が続いています。
礎には死没者が都道府県ごとで分けて刻銘されており、参加者は自分の出身地の場所を探していたり、見て回っていました。
礎の前では、数珠を持ち、手を合わせている参加者の様子が見られました。
平和記念資料館では、沖縄戦でボロボロになった子ども服や若い日本兵の遺体の写真、壕の中でわが子を殺す母親の人形等、当時の沖縄戦の惨劇を知り、参加者も言葉を失っていました。
資料館見学後は、糸数壕(アブチラガマ)に行きました。
糸数壕は、全長270mの洞窟ですが、600名以上の負傷兵で埋め尽くされていた場所です。
中は明かりもなく、懐中電灯を照らしながらでないと何も見えない状況でした。
地面がぼこぼこで濡れており、過酷な環境で引き返す参加者もみられました。
途中、ガイドさんの指示で参加者全員の懐中電灯を消すと何も見えず、不安になり「怖い」と言葉を漏らす参加者の姿もありました。
当時は食料もなく、恐怖に怯えながらこの過酷な壕の中で過ごしていたことを想像すると、胸が痛くなりました。
<参加者感想> 一部抜粋
・ガイドさんの話しは分かりやすく、嘉数高台と普天間基地、辺野古、瀬嵩の浜、及び安保の見える丘と見て回りましたが、とりわけ普天間基地と辺野古の関係は、私達が日ごろ新聞報道で言われている代替基地を作るという話とは実際、随分異なるようですね。沖縄の人々の安定した平和はいつ来るのか。本土の人間として、何が出来るのかを改めて考える機会となりました。
・他生協から参加されている方と、「平和への願い」「生協の在り方」への共通した願いで頑張りたい事、社会を良くしたいことを共有しあえました。今回の戦跡めぐりで、戦後生活再建に海の資源があったからこそ命をつなぐことが出来た事を知り、改めて美しい海を潰してはいけないと思いました。外国の基地は人々の暮らしに何も幸せをもたらしてはくれない。平和を大切にする事、憲法を守るメッセージを広めて、生協が皆の幸せの為に、組合員の力を寄せて欲しいです。
今回の沖縄戦跡基地めぐりを通じ、沖縄の問題を自分の事として考え、学び、伝えていく事の大切さを改めて痛感しました。
来年度も一般組合員へ募集をし、「沖縄戦跡・基地めぐり」は継続して参加していきたいと思います。
よどがわ生協では引き続き平和に向けての活動に取り組んでいきますので、多くのご参加をお待ちしております。