バックナンバー:2019年12月
舞鶴引揚記念館見学&赤レンガパーク散策バスツアー
2019年12月23日
平和グループでは毎年、戦争や平和について学ぶための見学バスツアーを企画しています。
今年は京都府舞鶴市にある「舞鶴引揚記念館」を見学しました(^_^)
開催日:11月20日(水)
主催:平和グループ
参加人数:24人
舞鶴では1945年(昭和20年)10月に最初の引揚船が入港してから1958年(昭和33年)まで
13年間にわたり約66万人もの引揚者・復員兵を迎え入れました。
「舞鶴引揚記念館」は引き揚げやシベリア抑留を後世に継承し、平和の尊さを広く発信する施設として、
1988年(昭和63年)に開館されました。
館内には、シベリアの地で使用したコートなどの防寒着をはじめ「引揚證明書」などの文書類など
全国から約1万6千点の貴重な資料の寄贈を受け、うち1000点を超える展示が行われています。
2015年(平成27年)には収蔵資料のうち570点が「ユネスコ世界記憶遺産」に登録されました。
今回は、ボランティアガイドの方の説明を受けながら館内を見学しました。
抑留地シベリアでの厳しい労働や劣悪な環境の中、日本に帰ることができず命を落とされた方が多くいることを学び、あらためて戦争の悲惨さと平和の大切さを強く感じました。
参加者のお声*・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「引揚記念館は初めて入館しました。シベリアでの厳しい労働や劣悪な条件。遠い親戚にシベリアから戻って来られた人がいましたが、話を聞いておけば良かったと思いました。また、赤レンガパークも入ったのは初めてなので、各々の展示が見えて良かったです」
「戦争は絶対にしてはいけない。当時の方々を思うと現在は何と幸せに暮らせていられるかと思います。当時の方々の暮らしや苦しみ辛さ何とも言えません。いつまでも平和でありますよう祈るばかりです」
「"勝っても負けても戦争は絶対だめだ"と言われたことが頭に残っています。当時の人の環境がいかにひどいものだったか。いかに自分が恵まれているか。毎日誠実に一生懸命暮らしていこうと、感謝して過ごそうと感じました。展示されていた鐘の音色が心にしみました!」
すいとん作りから、親子で平和を考えました
2019年12月18日
戦時中はごはんの代用食としてよく食べられていたすいとん。
当時のすいとんと、野菜がたっぷり入った現代のすいとんを実際に作って食べ比べをおこないました(*^_^*)
日時:12月7日(土)
場所:摂津市立コミュニティプラザ
参加:17人(大人11人、子ども6人)
調理・運営補助、語り部:平和グループ
すいとんって知っていますか?食べたことありますか?
という問いかけに、首を横に振るお子さん達。
すいとんの材料や作り方のレクチャーを受け、グループに分かれて調理にチャレンジしました。
大人と力を合わせて、初めてのすいとんづくり。(おつゆは予め平和グループのメンバーが準備しました)
どんな味になるのかな?ドキドキ(*^_^*)
昔のすいとんは、おつゆは調味料少なめ・お野菜は大根のみで作ります。
完成品は、左がみんなで作った具だくさんのすいとん、右が昔を再現したすいとんです。
「意外とおいしい」「昔のすいとんってこんな味やったんや」「野菜がたくさん入っているといいね」など、
色んなコメントが飛び交いました。
「小麦粉って昔は色々混ざってたんやで。今は製粉技術も向上して、こんなにキレイでおいしくなったけど...」と、
平和グループメンバーからは当時のくらしの様子などが語られていました。
後半は平和グループの小山ヤエ子さんより、ご自身の戦争体験や当時の学校生活の様子などをお話しいただきました。
怖い体験をしたある暑い夏の日。小型の艦載機に襲撃され、走って逃げ、なんとか家に逃げ辿りついた当時の記憶。
学校帰りに拾い、必死に親を説得して飼っていた愛猫チイちゃんとのエピソード。
戦争中は、何がもらえるか分からないので(配給)、今日食べるものがあるのかどうか分からない。
調味料も揃わない。料理というより、素材そのままを食べていた。年がら年中お腹が空いて辛かった。
当時の光景が目に浮かぶような、とてもリアルな話をたくさんしていただきました。
涙する参加者の姿も見られました。
当時の服装(モンペに白ブラウス)と、被っているのは実際に小山さんが使っていた(予備で持っていた)防空頭巾。
小山さんは現在85歳。
元気で自分の足で動けるうちに、生き残ってきた私が今しなければならないことをしていきたい、と語られました。
小山さんの話を聞いて、終了後に真剣に感想文を書いているお子さん達の姿が印象的でした。
≪大人≫
「参加して本当に良かったです。私自身が幼い頃に祖父から何気なく聞かされていた戦争の話、今でも自分の中に残っており、子どもにも小さいうちに聞いて感じてほしいと思っていました。きっと今日聞かせていただいた話が娘の中に残っていき、それがこの先の平和への思いにつながっていくと思います。ありがとうございました。どうかお元気でいろんな子どもたちにメッセージを伝え続けてください」
「すいとん作り、小山さんのお話、親子で参加できて良かったです。広島や長崎の被爆地へ行かなくてもこういった平和学習ができること、多くの組合員さんに知ってもらいたいです。今日はありがとうございました」
「なつかしく食べました。母が作ってくれたすいとんの味を思い出しました。今は平和でいいですが、これがながく続くようにと思っています」
≪お子さん≫
「わたしは今日平和について考えてみるとむかしの人はこんなにくるしい思いをしたんだなとよくわかりました。小さいころ小山さんはとてもつらい思いをしました。くるしいとき、かなしときがあったと思うけどがんばってきたと思います。小山さんたいせつなお話ありがとうございました」
「昔はごはんとかまず食べる物があまりなかったことがわかった。戦争がおこなわれたから何万人と死んでしまったことが悲しい。今日のお話で戦争はとってもとてもおそろしい事が分かった。戦争がちがう国はまだつづいていたらもうやめてほしい。私は聞いてるだけでもおそろしいからじっさいに見た人はもっともっとつらかったと思います。つらいくらしがつづいていたと思う。もう二度と戦争はおこってほしくない。(6年生になったら戦争のことで広島にに行くと思うのでそこでまためっちゃ勉強してきます)」
ピースキャンドルナイト2019★開催しました
2019年12月17日
11月29日(金)、豊中市千里中央駅近くのせんちゅうパル北広場にて、
「ピースキャンドルナイト2019」を開催しました。 (後援:豊中市)
このピースキャンドルナイトは、誰もが気軽に参加しながら核兵器廃絶や平和について考えるきっかけとなることをめざし、毎年開催しています。
おかげさまで今年で9年目を迎えました。
今年はキャンドルで描くデザインを組合員さんから募集しました。
平和へのコメントとともに、たくさんのデザイン案が寄せられましたよ~(*^_^*)
今年のデザインに決定した原案がこちら↑ 「世界中のみんなが幸せになれるといいな」
17時半にキャンドル点灯がスタートしました。
仕事帰りの方、お買いものに来ていた親子、学生さんなど、いろんな方にご参加いただきました。
「キレイね~」とキャンドルの光を眺めている方にもチラシをお配りし、ピースキャンドルナイトの主旨を説明しました。
使用しているのは小さいお子さんにも安心、LEDキャンドルです。
豊中市からお借りした原爆被害の様子などのパネル展示や、ヒバクシャ国際署名・平和募金の呼びかけも実施しました。
キャンドルスタンド作り、そして今年は新たに万華鏡作り・折り鶴作りなどの参加コーナーを設けました。
親子で参加され、ニコニコ笑顔で楽しまれている様子がたくさん見られましたよ(*^_^*)
上から見ると全体像が見え、また違った楽しみ方ができましたよ。
キャンドルの光を眺めながら、ほんの少しでも「平和」に想いを馳せるひと時となっていれば良いですね。
たくさんの方々にご参加いただき19時に開催終了となりました。
準備運営にご協力いただいたみなさま、ありがとうございました(^_^)
サバイバルクッキング もし電気・ガス・水道が止まったら...
2019年12月17日
近年多発している自然災害(地震、台風など)に、私たちはどのような備えが必要でしょうか。
備えや心構えを共有・交流し、これからの生活に役立てていけたら...という思いから、
今回の企画を計画しました(*^_^*)
このサイバイバルクッキング企画は今回が4回目。
今回はペットボトルで限られた量の水を準備し、サバイバル度を上げました。
日時:11月29日(金)
場所:吹田市男女共同参画センター(デュオ)
主催:環境グループ 参加:20人
【水を無駄なく使う】ということで、ペットボトル2本分の水を準備しました。
これだけの材料を使って「サバの水煮缶サラダ」「白和え」「味噌汁」「ごはん」「じゃがりこサラダ」
「蒸しパン」を作ります(^_^)
全てポリ袋を使い調理、加熱は湯せんです。
みなさん手際よく、グループ内で協力しながら調理がすすみます。
湯せんの様子が、なんとも不思議な光景。
「これでごはんが炊けるの?」「蒸しパンって湯せんでできるの?!」と驚きの連続です。
湯せんしている間に、環境グループメンバーより【防災グッズ(新聞紙スリッパなど)】の紹介がありました。
蒸しあがったものが袋からコロンと出てきました。ちゃんと火が通っています(^_^)
ホットケーキミックスを使用した立派なデザートが出来上がりました♪
サバの水煮缶サラダは、缶詰にキャベツ・玉ねぎ・マヨネーズと醤油を混ぜるだけ。
白和えは豆腐・ひじき&大豆(両方ドライパック)・にんじん・味噌・すりごまを和えました。
味噌汁はカットわかめ・かつおパックなどと、乾燥具材・味噌をコップに入れてお湯を注ぎ完成です♪
実はこの日、日本生活協同組合連合会の取材が入り、大きなカメラを前に緊張していた皆さん。
最後は笑顔で全体写真に応じていただきました。
ありがとうございました(*^_^*)
「家にあるものですぐに実践できるアイデアばかりだったのが良かったです」
「実際にポリ袋で作ってみて、きちんとご飯もおいしく炊けるのだと驚きました。いざ災害が起こった時、食事が一番の楽しみになると思うので、工夫次第でおいしくごはんを作れることを学べて良かったです」
「いざという時の知識として!と思い参加しましたが、意外にも子どもと楽しく作れそうなものばかりで忘れないうちに家で実践しようと思いました。ごはん、感動しました!」
「大変勉強になりました。特にホットケーキミックスで蒸しパンはびっくりで、とても良い経験となりました」