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おもしろ●●!今日から変わるお片付け!!

2022年09月22日

くらし委員会『ひまわり』主催で、【命と幸せを守る家づくり(片づけ+防災という考え方)】について学びました。

防災士の南あきこさんを講師にお招きしました。

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タイトルの「おもしろ●●!」の答えは、「おもしろ開運!」でした(o^▽^o)
 

開催日:2022年9月13日(火)
会場:摂津市立コミュニティプラザ
講師:南あきこさん(おもしろ防災士)
参加:28人(ひまわり委員会含む)


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講師の南さんは、ご自身の子育てや阪神淡路大震災での経験が、防災や整理収納に携わるきっかけだったそうです。
今回次の3つをテーマに、それぞれ詳しくお話していただきました。


①家族を守るお片付け
②今すぐできる防災備蓄
③いさぎよく、そして納得して避難する


①家族を守るお片付け・・・・・・・・・・・・・


「幸せを得る」とは、片づけてスッキリすること。
「幸せが続く」とは、穏やかに命を守ること。


片付けをして、幸せを守る家づくりをする。片付けと防災は繋がっている。


風通しが悪いと良い運は来ません。要らない物を見極め、片づけることで、開運も手に入れる。


今は季節の変わり目なので、お片付けのチャンスですね。
処分するものの判断基準は、以下を参考にと教わりました。


<1年使っていないもの、いつか使うもの、高かったもの、思い出のもの>


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②今すぐできる防災備蓄・・・・・・・・・・・・・


家の中で固定する家具、その方法についても、具体的に教えていただきました。
冷蔵庫を固定している方、意外と少ないですが、必須だそうです。


そして、備蓄に関してはこんな質問から話が始まりました。


『災害時、真っ先に必要なものは何でしょうか?』


・・・それは、【トイレ】です。


備蓄と聞いて思い浮かべるものは水や食料という方が多いと思いますが、本当に深刻なのは【トイレ】だそうです。
飲食は我慢できても、トイレは我慢できません。そして、水や電気がない状態でトイレは機能せず、不衛生なトイレは感染症などさまざまな影響を及ぼします。


実際、災害時にトイレ問題で命を落とす方も多いのだとか。


安心してできる環境でないと、出るものも出ませんよね。
いざという時のために、トイレの準備の仕方をしっかりと教えていただきました。


準備しておくものは、45ℓゴミ袋と凝固剤。凝固剤でしっかり固めること、しっかり包んで結んで可燃ごみに出すことが大切です。
しっかりと結ぶ練習や、紙・ニオイ・虫などの消毒衛生対策も忘れずにしておかないといけませんね。


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南さん曰く、普段お守り代わりにカバンに入れておくのにおすすめなのが、この手のひらサイズの非常用トイレ。
袋、凝固剤、消毒シートがワンセットになっている優れものです。

こんなに小さくて軽い非常用トイレがあるなんて知りませんでした。いつ災害に遭うか分からないので、常に備えは必要ですね。


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食品の備蓄は「ローリングストック」。いつも食べているものを、なくなったら買い足す。
災害時は野菜、タンパク質、ミネラルが不足になりがちなため、その対策をしておくと良いそうです。
ひじきドライパックやみかん缶、パックのおでんなど、南さんのおすすめも紹介していただきました。
(生協のカタログは消費期限やアレルゲンなども記載されているし、大体のものが揃うので良い)


気持ちと身体を落ち着かせるために、家族の好みでふだん食べているものや好きなものをそろえておくのが良いですね。


そして、いつもの生活をするために、消耗品も忘れずに。


また、車のガソリンは半分で給油する習慣をつけておくことも大切。
災害が起こればガソリンは入れることができなくなります。


色んな話を聞けば聞く程、ふだんの行動が大切だということを学びました。


③いさぎよく、そして納得して避難する・・・・・・


正しい情報を得て、自分基準で考える(SNSはデマも多いため、ラジオや有線放送などで)。
そして、情報の管理は「だ い ふく」を判断基準にすることを教わりました。


だ・・・誰(が発信している情報か)
い・・・いつ(重要。古い情報ではないか)
ふく・・・複数(同じ情報を複数人が発信しているか)


これを判断基準にすると、情報の精度が上がるとのことです。


正しい情報を得て、指示に従う。
「逃げずに逃げ遅れたら、自分以外(救助隊や自衛隊等)の人の命を危険にさらしてしまうかもしれない」という言葉にもハッとさせられました。


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そして、準備や知識以外にも、「人とのつながり」で助かる命もあります。
何気ないふだんの人(近所)づきあいも、災害への備えの1つに成り得るということを学びました。


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南さんのお話を聞いたあとは、グループに分かれて意見交換をおこないました。
話を聞いて感じたことなど、各グループ様々な意見が活発に飛び交っていました。


<参加者感想>


「防災のお話はいろいろ聞いてきたが、さまざまな目線でお話してくださり、とても勉強になった。昔の知恵も大切だが、時代にあっていて経験からの教えがとても大切だと思った」


「備蓄もまずは水・食糧と思っていましたが、トイレの重要性が分かりました。まずは凝固剤を買いに行こうと思います」


「個人的には、いらないものを捨てて、スペースを作り、そこに防災グッズを置きたいです。水は1か所に置かないというのも参考になりました」

西谷文和さん 平和講演「ロシア軍によるウクライナ侵攻について」

2022年09月05日

今回の平和講演会は、組合員より「ウクライナのことがニュースで流れているけど、そもそも何故戦争が起きたのか分からない」という声を受け、開催しました。


■開催日時:7月30日(土)10時~12時
■会場:吹田さんくす1番館 4階ホール 
■参加:会場30人、オンライン13人 合計43人
■講 師:西谷 文和さん(フリーランスジャーナリスト、イラクの子どもを救う会代表)


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講師の西谷さんは、これまで世界40ヵ国を旅し、紛争地でも取材活動を続けているフリージャーナリストです。
ロシアのウクライナ侵攻について争いの元になったのは、2013年から起こった「ユーロ・マイダン革命」として、中心地となった首都キエフの独立広場での写真を紹介されました。


学生たちが立ち上がった平和的デモが弾圧されていった様子を語られました。


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なぜ戦争が起こるのか?
西谷さんの見解では、『戦争により儲かる人がいるから』とのことでした。


戦争が起きると、武器が売れ、武器の生産国には莫大な利益が生まれます。
その利益ため、武器の生産国はメディアを利用し、情報を巧みに操作して国民をあおり、戦争をしかけることを正当化して他国を攻撃しています。


情報操作が行われた一例に、湾岸戦争が挙げられました。
この戦争のきっかけは、ある少女の話でした。少女がイラクの悲惨な現状について証言したことにより、アメリカの国民感情が高まり、戦争が始まりました。しかし、戦争が終わった1年後に、この少女は1度もイラクに行ったことがなく、嘘の証言をしていたことが明らかとなりました。


このように、メディアの情報は『戦争を起こすことが正しい』と思わせるように、政府によって情報が操作されている可能性があります。そのため、西谷さんは「報道された情報を鵜呑みにせず、冷静に分析することが重要である」と語られました。


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戦争はどうすればなくなるのか?
西谷さんは「攻撃ではなく、相手との対話を大切にしないといけない」と話されました。


「A」か「B」の2つの選択肢で争うのではなく、「C」という新たな選択肢があるはずであり、それを見つけることが大切ではないか。


12年前、西谷さんはアフガニスタン取材中に中村哲さんと出会いました。中村哲さんは、砂漠のように乾いて荒れていたアフガニスタンの農地に用水路を作り、緑をよみがえらせ、それは今も65万人の命と生活を支えています。西谷さんは「戦争と地球温暖化は難民を生んでしまう。戦争ではなく、米と小麦で65万人を救った中村さんに学ぶべきところがたくさんある」と話し、平和の尊さを訴えかけました。


<参加者の声>


「いろんな地域のいろんな貴重なお話、たくさんお聞きして勉強になりました。ありがとうございました。これからの活動に活かせればよいなと思います」


「『戦争はウソから始まる』と知り、本当だ!すごいと思いました。一部の人の儲けたい人が始めた戦争で犠牲になるのは民衆...。「今すぐ戦争やめて!」小さな発信ですが、これからも続けていきます」


「西谷さんの話はメディアで報道されない真実が聞けて良かったです。特に戦争はウソから始まっているのは衝撃でした。真実を知ること、とても大切だと思いました。ヨーロッパのEUのように、東アジア共同体が実現できれば平和への近道になるのかと期待しています」


「知らないことが多すぎて幅広く活動されている西谷さんのお話はよくわかりました。学習していかないなと思いました。ありがとうございました」


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今回オンライン希望の方には、お家でスマホやタブレットを使用して参加いただきました。


「小さな子どもがいても、耳を傾けて講演を聞くことができました。オンライン参加できる機会がまたあれば嬉しいです」

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